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台湾元がQ3に3%高、輸出電子企業に影響懸念


ニュース 電子 作成日:2010年10月5日_記事番号:T00025696

台湾元がQ3に3%高、輸出電子企業に影響懸念

 
 台湾元相場は最近上昇を続けており、第3四半期の対米ドルでの上昇幅は2.99%に達した。一部では輸出電子企業の業績に対する影響を懸念する声が出始めている。5日付工商時報が伝えた。

 台湾元は人民元切り上げに連動する形で、他のアジア通貨と同様に買われた。市場関係者は、今月末に公表される上場企業の第3四半期決算で、輸出関連銘柄の業績に影響が出るとみている。

 元富証券投資顧問の劉坤錫総経理は、「(台湾元が小幅上昇した)第1四半期に為替差損を計上した企業は、第3四半期に差損拡大が避けられない」と分析。具体的にはパソコンの受託メーカー、発光ダイオード(LED)、プリント基板のメーカーへの影響を懸念した。

 4日の台北外国為替市場では、台湾元が一時1ドル=31元台を割り込む場面も見られた。