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バーゼル条約会議、台湾参加拒否を非難


ニュース その他分野 作成日:2007年9月11日_記事番号:T00002570

バーゼル条約会議、台湾参加拒否を非難

 
 行政院環境保護署の陳重信署長は10日、スイスで今月初めに開かれた有害廃棄物処理分野の国際会議「バーゼル条約締約国会議」にオブザーバーとして参加しようとした台湾代表団が出席を拒否されたことについて、「国連は中国の環境汚染を後押しすべきではない」と、中国の外交圧力に強硬に抗議した。また、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長らを「環境保護のヒトラーになるつもりか」と名指し批判した。11日付経済日報が伝えた。

 台湾はこれまで同会議への出席を認められてきたが、今回初めて拒否された。

 陳署長は、台湾の参加が認められなかった背景に、今年4月に就任した中国出身の沙祖康・国連事務次長の圧力があると分析。「台湾が国連加盟に向けた住民投票を目指していることと関係があるのではないか。政治の汚れた手が国連に伸びた」と不快感を表明した。