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作成日：2010年10月5日_記事番号：T00025703
液晶ドライバＩＣのノバテック、中国・京東方から大型受注か
液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）ドライバＩＣ設計、聯詠科技（ノバテック・マイクロエレクトロニクス）がこのほど、中国の液晶パネル大手、京東方科技集団（ＢＯＥ）から大型受注を獲得したとの観測が出ている。ノバテックは、京東方で先ごろ稼動したばかりの第６世代工場向けドライバＩＣの主要サプライヤーとなり、大きな業績成長が見込めるとされる。５日付経済日報が伝えた。
今回の受注観測についてノバテックは、「ほとんどのパネルメーカーと取引があり、中国大陸では京東方も顧客の１社だ」と明言を避けた。このほか同社は、来年第４四半期に量産開始予定で現在建設中の京東方8.5世代工場向けにも受注を獲得する可能性が高いとみられる。
証券会社はノバテックについて、今年は主要顧客の友達光電（ＡＵＯ）のほか、３社合併による奇美電子（チーメイ・イノルックス）誕生を機に、同業の奇景光電（ハイマックス・テクノロジーズ）から受注を奪い、奇美電向け供給量も拡大していると指摘した。また、円高で日系メーカーが海外委託を拡大していることでも恩恵を受けるとみられ、今後業績で同業他社を上回りそうだ。
