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中国資本の投資禁止業種、映画・出版を追加


ニュース その他分野 作成日:2010年10月6日_記事番号:T00025709

中国資本の投資禁止業種、映画・出版を追加

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)証券期貨局は5日、中国資本による台湾上場企業への投資禁止業種に映画事業と出版事業を追加した。6日付工商時報が伝えた。

 金管会は今年1月、中台間の金融監督に関する覚書(MOU)が発効したことに伴い、中国の適格国内機関投資家(QDII)による台湾の上場株式への投資を解禁。同時にネガティブリスト方式で投資禁止業種を指定した。ラジオ・テレビ業などは当初から禁止業種だったが、行政院新聞局の意見を参考にし、映画と出版も禁止対象に含めることを決めた。

 中国資本は台湾の音楽コンテンツ産業に関心が高いとされる。市場関係者は、中国が台湾企業に対し、映画・出版市場を開放しないことに対抗した措置と受け止めている。

 中国側はこれまで禁止業種の指定根拠があいまいだなどとして、不満を表明している。台湾証券交易所には中国のQDII4社が登録を済ませているが、1社は台湾への資金送金を遅らせている状況だ。