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内湖の工場・オフィス物件、3カ月連続で取引ゼロ


ニュース 建設 作成日:2010年10月6日_記事番号:T00025718

内湖の工場・オフィス物件、3カ月連続で取引ゼロ

 
 台北市内湖区の工場・オフィスビルの売買取引が、7月から9月まで1件も成立しない状況となっている。地価急騰で投資利回りが低下したことが原因だ。6日付工商時報が伝えた。

 内湖地区では地価や物件価格の上昇が続いているが、オフィスビルの供給過剰で賃貸料相場は頭打ちとなっており、3%以上の投資利回りを得られる物件はほとんどないのが現状だ。このため、保険会社などは軒並み物件取得を見送っている。

 最近では国泰人寿保険が、潭美街付近の936.57坪のオフィスビル用地を13億5,800万台湾元(約38億円)で取得した例があるだけで、建物の売買は成立していない。

 台湾金融資産服務(TFASC、台湾金服)は5日に実施する予定だった雅新実業本社(新湖三路)の土地、建物の売却入札で、最低入札価格を土地1坪当たり128万4,000元に設定した。入札は債務者の異議で中止されたが、入札価格は旧宗地区での最高値を更新するなど、地価上昇には依然陰りが見られない。