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クアルコムのモバイルTV撤退、台湾企業にも影響


ニュース 電子 作成日:2010年10月6日_記事番号:T00025724

クアルコムのモバイルTV撤退、台湾企業にも影響

 
 米クアルコムはこのほど、米国で展開していた移動体向けテレビ(モバイルテレビ)放送「FLO TV」の経営から撤退する方針を明らかにし、台湾企業への微妙な影響が予想される。6日付電子時報が伝えた。

 クアルコムは「メディアFLO」と呼ばれる技術を使い、「FLO TV」を展開。携帯電話キャリアのベライゾン・ワイヤレスとAT&Tが「FLO TV」を採用し、顧客にモバイルテレビ放送のサービスを行ってきた。

 しかし、利用者が伸び悩んだため、クアルコムは通信キャリアへの技術提供とサービス運営を切り離し、年末でテレビ放送の配信サービスを打ち切ることを決めた。

 クアルコムは今後、メディアFLO技術の提供は継続するため、通信キャリアと提携したメーカーが端末機器の生産を継続する見通しだ。ただ、クアルコム本体による専用端末の直接発注は中止されたため、これまで委託生産を担当してきた宏達国際電子(HTC)、正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)など台湾企業への影響は避けられない見通しだ。