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レックスチップ新工場計画先送り=坂本幸雄エルピーダ社長


ニュース 電子 作成日:2010年10月6日_記事番号:T00025726

レックスチップ新工場計画先送り=坂本幸雄エルピーダ社長

 
 DRAM世界3位、エルピーダメモリの坂本幸雄社長は4日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、パソコン向けDRAM需要が期待されたほど伸びていないとして、台湾子会社、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の新工場(R2)設置計画を先送りすると表明した。一方、レックスチップの陳正坤総経理は5日、同計画が先送りされても、製造プロセス40ナノメートル以降への移行計画に変更はないと強調した。6日付電子時報が報じた。

 電子時報によると、エルピーダは今年3〜4月にDRAMが大幅な不足となった際、PCメーカーなどから出資を募ってのレックスチップ新工場設置を計画しており、年内に着工時期を決定する予定だったという。ところがその後、DRAM景気が下向いたためPCメーカーの投資意欲は消え去ったようだ。

 ただ坂本社長は、中国の来年2月の春節(旧正月)に備え、PCメーカーのDRAM需要が大きく高まっているため、DRAM価格は10月に下げ止まるとの見通しを示した。