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作成日：2010年10月7日_記事番号：T00025742
ニューヨーク生命の台港韓法人、エースが買収へ
米生保大手、ニューヨーク・ライフ・インシュアランス（ニューヨーク生命）が台湾、香港、韓国の生保子会社をスイス系保険会社エースに売却する可能性が高まった。７日付聯合報が消息筋の話として伝えた。
ニューヨーク生命はカナダの保険最大手マニュライフと交渉を進めていたが、エースは150億台湾元（約400億円）を超える高値を提示し、一気に最有力候補に浮上したという。売却入札の落札者は今月中に決まる予定だ。
エースは米国発祥の保険会社で、先ごろ本部をスイスに移転していた。台湾では中泰人寿保険（エース・ライフ）、安達産物保険（エース・インシュアランス）を通じ、既に生保、損保事業を展開している。中泰人寿は設立間もないため、事業規模はニューヨーク生命の台湾子会社の国際紐約人寿保険よりも小さい。
一方、ニューヨーク生命が売却する子会社３社は、香港が最も規模が大きく、台湾、韓国は赤字経営が続いている。
