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永信薬品、ベトナム・インドネシアで工場新設へ


ニュース 医薬 作成日:2010年10月7日_記事番号:T00025747

永信薬品、ベトナム・インドネシアで工場新設へ

 
 製薬大手、永信薬品工業(YSP)集団傘下、東南アジアで事業展開する永信東南亜控股(Y.S.P.SAH)の李芳信総裁は6日、既に東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国で流通販売網を構築しており、今後ベトナムとインドネシアに工場を新設する方針を示した。7日付経済日報が伝えた。

 李総裁によると、ベトナムでは新たに動物用医薬品工場を設置し、来年中に操業を開始する予定。ベトナム国内のほか、台湾やマレーシア、その周辺国向けの生産基地とする方針だ。また、イスラム教徒の多いインドネシアにも工場を設置し、中東市場への足掛かりとしたい考えだ。

 同社は1987年にマレーシアで設立され、同国の株式市場にも上場した。台湾製薬業界で唯一の海外上場だ。昨年売上高は約13億台湾元(約35億円)、利益は1億2,000万元で、ともに年2けた成長が続いている。

 流通販売網は、マレーシアの医療機関や薬局2万拠点、およびシンガポール5,000拠点に広がる。上記2カ国とブルネイの計3カ国での売上高が全体の85%を占める。