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CIGS太陽電池の米Stion、台湾に工場設置か


ニュース その他製造 作成日:2010年10月7日_記事番号:T00025748

CIGS太陽電池の米Stion、台湾に工場設置か

 
 台湾積体電路製造(TSMC)が21%を出資するCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)薄膜太陽電池メーカーの米Stionが、台湾で資金調達を行い、CIGS太陽電池の現地生産を計画しているもようだ。7日付電子時報が伝えた。

 Stionは当初、資本提携を背景に、TSMCに技術移転を行い、CIGS太陽電池量産を支援するとみられていた。しかし、市場観測に反し、Stionは独自で台湾への工場設置を目指すとみられることが分かった。

 業界関係者は、Stionが行政院経済建設委員会(経建会)による企業誘致活動を受け、台湾進出を検討しているとみている。同社は現在、5ヘクタール以上の用地を取得し、年産100メガワット・ピーク(MWp)のCIGS太陽電池生産を見込んでいる。同社は行政院国家発展基金の活用など当局からの支援も希望しているという。

 TSMCの広報担当者は「それぞれ独立した企業であり、Stionが自社の経営に努力するのは良いことだ。太陽電池市場は大きいため、それぞれが参入することには懸念を抱いていない」とコメントした。