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亜鉛めっき鋼の燁輝、台湾市場から撤退表明【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年10月7日_記事番号:T00025751

亜鉛めっき鋼の燁輝、台湾市場から撤退表明【表】

 
 7日付経済日報によると、亜鉛めっき鋼最大手、燁輝企業の林義守董事長がこのほど、台湾市場から段階的に撤退するとの方針を明らかにした。林董事長は撤退の理由として「台湾の不健全な産業環境」への不満を挙げた。同社は中国鋼鉄(CSC)の最大顧客でもあり、業界では市場の需給バランスが崩れると懸念されている。

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 林董事長によると同社はまず、4本の亜鉛めっき鋼生産ラインのうち1〜2本を解体して中東に移設、新拠点を設置し、新たな市場を開拓する計画だ。燁輝の年産能力は亜鉛めっきコイル130万トン、塗装鋼コイル42万トン。そのうち80%が輸出向け、20%が台湾域内向けだ。

 CSCは燁輝の撤退について「聞いていない」とコメント、状況を把握してから対応を検討する構えだ。CSCは年産能力1,000万トンのうち100万トンを燁輝に供給している。