ニュース
電子
作成日：2010年10月7日_記事番号：T00025754
放熱モジュールの奇鋐科技、成都に工場建設へ
ノートパソコン用放熱モジュール大手、奇鋐科技（ＡＶＣ）は６日の董事会で、中国・四川省成都市での工場建設を決議した。放熱モジュールメーカーの四川進出表明は初めてとなる。７日付経済日報が伝えた。
ＡＶＣは、ＰＣ向け放熱モジュールの新会社「奇宏科技（成都）」を初期投資額1,000万米ドルで設立する計画だ。ノートＰＣの大手ブランド、受託メーカーの進出が加速する成都市や、重慶市で需要を取り込む狙いだ。
成都市にはデルが事業所を設置しており、９月末にはデルを顧客とする仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が同市と生産拠点設置で協定を結んだとされる。一方、重慶市ではヒューレット・パッカード（ＨＰ）が台湾系受託メーカーとともにノートＰＣ製造拠点形成を計画。現在は鴻海精密工業が工場棟を借り受けて生産を開始している。
