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HTCのQ3純利益、初めて100億元を突破【図】


ニュース 電子 作成日:2010年10月7日_記事番号:T00025755

HTCのQ3純利益、初めて100億元を突破【図】

 
 スマートフォン大手ブランド、宏達国際電子(HTC)が6日発表した9月売上高は、前月比11.57%増、前年同月比129.65%増の270億5,800万台湾元(約730億円)で単月過去最高を更新した。第3四半期通期の売上高は前期比25.3%増の758億4,900万元となり、同期純利益は同28.48%増の110億9,800万元と四半期ベースで初めて100億元を突破した。7日付工商時報が伝えた。
 
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 証券会社はHTCの9月売上高を300億〜320億元と予測していたが、届かなかった。これについてHTCは、9月は新旧製品の入れ替え時期に当たるが一部新製品が少量しか出荷できず、10月にずれ込んだためと説明した。

 第3四半期の増益要因について工商時報は、平均販売価格(ASP)が第1〜2四半期と同水準の1万800元前後にとどまったことに加えて、9月中旬からユーロの対米ドル相場が大幅に上昇して為替差益が出たことが寄与したと指摘している。

 第4四半期の見通しについて業界関係者は、HTCの同期出荷分の受注は1,000万台を超えており、売上高は前期比25%増の950億元に達する可能性があるとみている。ただ、部品供給がひっ迫しているため、出荷台数は850万台前後にとどまる見込みだ。