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ネットブック用パネル価格反発、中国・国慶節連休効果で【表】


ニュース 電子 作成日:2010年10月7日_記事番号:T00025758

ネットブック用パネル価格反発、中国・国慶節連休効果で【表】

 
 ディスプレイサーチおよびウィッツビューの市場調査会社2社が6日発表した10月上旬の液晶パネル価格動向によると、中国・国慶節(建国記念日)連休での需要好調により、低価格ノートパソコン(ネットブック)用液晶パネル価格が下げ止まり、約3%の上昇を見せた。その他ノートPC用は横ばい、液晶テレビ用も下落幅が縮小した。中国・国慶節連休期間中の液晶テレビ販売台数は、当初予想の500万〜550万台を上回り、600万台以上に達する見通しで、在庫消化が進んだことで第4四半期、友達光電(AUO)と奇美電子(チーメイ・イノルックス)へのパネル発注が増えそうだ。7日付経済日報が報じた。
  
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 ウィッツビューの王鶴偉総経理によると、既にコスト割れしているノートPC用パネル、液晶モニター用は、メーカーが価格を下げない状況となっており、今後は下落が止まる見通しで、液晶テレビ用はまだ下落余地があるものの、市場の需要が強いため下落幅は小幅なものになりそうだ。

 第3四半期の各社利益は、ノートPC用を主力とする中華映管(CPT)や瀚宇彩晶(ハンスター)は赤字が拡大、AUOと奇美電は売上高の50〜60%を占めるテレビ用の価格が現金コストを上回っているため、黒字を達成した可能性がある。