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高等法院元裁判官、買春で弾劾成立


ニュース 社会 作成日:2010年10月8日_記事番号:T00025764

高等法院元裁判官、買春で弾劾成立

 
 監察院は7日、台湾高等法院の元裁判官、楊炳禎氏が常習的に買春に及んでいたとして、賛成13、反対0で公職からの弾劾を決議した。8日付聯合報が伝えた。

 監察院は楊氏が長年にわたり買春に及び、勤務時間内に買春相手の女性を呼んでいたこともあったほか、常習賭博など重大な違反行為があったと指摘。楊氏に対する処分を公務員懲戒委員会に委ねた。監察委員が全員一致で公務員の弾劾を決定するのは異例。

 楊氏は2006年以降、2カ月に1回のペースで買春に及んでいたことを認めており、勤務時間中の買春行為については、裁判官は徹夜で判決文を書くことが多く、昼間の休憩時間に買春を行っていたなどと説明した。

 買春の理由について、楊氏は「自分には娘が1人いるだけで、息子が欲しかった。高血圧で勃起しにくい体質なので、多くの女性と関係を持つ必要があった」などと不可解な釈明を行っていた。これについて、監察委員は「常識に反し、理由もおかしい」と指摘した。

 監察委員は、楊氏には賭けマージャンの機会を利用した収賄、骨董売買によるマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いもあると指摘した。