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作成日:2010年10月8日_記事番号:T00025771
政府系銀行の営業時間、午後5時まで試験延長
立法院財政委員会(財政委)は7日、政府系銀行が一部支店で営業時間を試験的に午後5時まで延長する方針を決議した。8日付中国時報が伝えた。
台湾の市中銀行の営業時間は、銀行法により、平日の午前9時から午後3時半までと規定されている。営業時間の延長に関しては明文規定が特にない。
財政委の決議を受け、台湾銀行、台湾土地銀行、第一商業銀行など政府系銀行8行は、それぞれ支店2カ所を選び、営業時間を午後5時まで延長するとともに、本来営業していなかった土曜日も午前9時から正午まで営業を行う。財政委の決議に対しては、政府系銀行幹部が一斉に賛意を表明した。
台銀の張秀蓮董事長は「夜市(ナイトマーケット)付近や百貨店内など、顧客需要が大きい支店を選び、営業時間の延長を申請したい」と述べた。
民間銀行や外資系銀行は既に営業時間を延長しているところも多い。中国信託商業銀行は全支店で平日は午後5時まで営業しているほか、遠東国際商業銀行、万泰商業銀行、台湾新光商業銀行、国泰世華商業銀行が一部支店で営業時間を延長。渣打国際商業銀行(スタンダード・チャータード銀行)は台北市忠孝東路の八八支店で、年中無休、平日は午後9時半までの営業を行っている。