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都市部の住宅価格、所得の7.69倍


ニュース 建設 作成日:2010年10月8日_記事番号:T00025774

都市部の住宅価格、所得の7.69倍

 
 内政部営建署は7日、今年上半期の住宅需給動向調査の結果を発表し、都市部の平均住宅価格が所得の7.69倍と過去最高を記録したことが分かった。特に台北市では所得の10.87倍に達し、飲まず食わずで11年働かないとマイホームが手に入らない計算になる。8日付工商時報が伝えた。

 また、住宅価格に占める住宅ローン利用額の割合は平均31.63%で、台北市では42.96%に達した。

 住宅購入戸数は昨年下半期に比べ14%減少した。特に台北市では20.96%の落ち込みとなり、不動産投機熱が後退しつつあることを示している。住宅購入目的を見ると、初めてのマイホーム取得が58%だったのに対し、投資目的は17%(台北市は21%)を占めた。

 このほか、住宅を購入、賃貸する人に現在の住宅価格水準を関する考えを尋ねたところ、「不合理だ」との回答が全体で63.63%、台北市で77.92%を占めた。

 住宅購入者の平均購入額は714万台湾元(約1,900万円)で、最高は台北市の1,150万元、最低は台南県市の452万元だった。また、1坪当たりの平均購入価格は20万4,500元だった。