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台プラ六軽OL1復旧、月末にずれ込む恐れ【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月8日_記事番号:T00025777

台プラ六軽OL1復旧、月末にずれ込む恐れ【表】

 
 8日付経済日報によると、7月上旬に発生した火災により稼働を停止している、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)内、第1オレフィンプラント(OL1)について、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が行政院労工委員会・中区労働検査所(労検所)に提出した再稼働申請は、改善計画に関する書類が不十分として差し戻されたもようだ。業界関係者によると、同プラントの復旧は早くても今月末にずれ込むとみられ、5日に年次補修に入ったOL2と同時に停止する期間は、当初見通しの半月から1カ月間に伸びそうだ。
 
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 OL1の再稼働申請が却下されたことに対し市場では、今月3日に発生した、同グループ内で3カ月に3度目となる南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)嘉義工場での火災を受け、当局が最も厳しい基準で審査に当たっているためとの見方が出ている。

 これにより、グループ内の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜プラ、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)に原料不足の圧力が高まり、アシアのエチレン、プロピレン相場の一時的な上昇が予想されている。