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CSC9月売上高、6.8%減も今年3番目の水準【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年10月8日_記事番号:T00025779

CSC9月売上高、6.8%減も今年3番目の水準【図】

 
 中国鋼鉄(CSC)が発表した9月の売上高は207億400万台湾元(約553億円)で、前月比6.87%減となったものの今年3番目を記録、さらに前年同月比では49.57%の大幅な増加となった。第3四半期通期では、前期比9.6%増、前年同期比54.41%増の649億5,800万元、1~9月累計では前年同期比53.86%増の1,774億6,600万元と、いずれも前年比で大幅な成長を見せた。8日付工商時報が伝えた。
 
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 CSCによると、前年比での大幅成長は、販売量増加と平均価格上昇が理由だ。9月の販売量は前年同月比20%増の81万9,000トン、1~9月累計では同27.17%増の744万トン。また、9月の平均単価は前年比26.31%増の1トン当たり2万4,190元となった。

 なお市場では、例年のハイシーズンを迎える第4四半期の同社売上高は、公共工事が急ピッチで進むことから、前期を上回る可能性があるとみられている。

 証券会社は、同社は10~11月価格を値下げしたが、来週発表される12月の台湾市場向け価格は小幅な値上げが見込まれると指摘。さらに12月からは従来より4割ほど低価格の原料が投入されることからコスト抑制が見込まれ、来年第1四半期の業績に反映されるとの見通しだ。