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尖閣領有主張の民間団体、上陸計画阻止される


ニュース 社会 作成日:2010年10月11日_記事番号:T00025795

尖閣領有主張の民間団体、上陸計画阻止される

 
 民主党の原口一博前総務相ら、日本の超党派国会議員4人が9日、沖縄県の尖閣諸島(台湾名・釣魚台)を民間のチャーター機で上空から視察した。この情報を事前に知った台湾の民間団体「中華保釣協会」も8日、領有権を主張するため台北県の野柳漁港から尖閣海域に向けて出発しようとしたところ、船上で使用する無線の許可を取っていないことなどを理由に国家通訊伝播委員会(NCC)および行政院農業委員会漁業署によって阻止された。9日付中国時報などが報じた。

 同団体は中華民国・国慶節(建国記念日、10月10日)を前に尖閣諸島の魚釣島に上陸し、中華民国の国旗(青天白日満地紅旗)を掲げる計画を立てており、同日、メンバーは野柳港で「釣魚島はわれわれのものだ」などと気勢を上げた後、船に乗り込んで出港しようとした。

 しかし、NCCに検査を要求されたため、メンバーは「政治的な言い掛かりだ」などと抗議。さらに出港を強行しようとしたが、行政院海岸巡防署の巡視船が港を封鎖し、これを阻止した。出港できないとあきらめたメンバーは「泳いで釣魚台に行く」と叫んで海に飛び込んだが、巡視員によって引き上げられて幕引きとなった。