ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

康師傅、17基目の飲料工場建設へ


ニュース 食品 作成日:2010年10月11日_記事番号:T00025809

康師傅、17基目の飲料工場建設へ

 
 9日付経済日報が中国・国営メディア、新華網の報道を基に伝えたところによると、中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股は、10億人民元(約123億円)を投じて江西省南昌市に17基目となる飲料工場を建設する計画だ。生産額は年間10億人民元、ミネラルウォーター(浄化した水道水に人工的にミネラル成分を加えたもの)生産ライン3本と、果汁および茶系飲料の生産ラインを9本設置、年産量はミネラルウォーター50万トン、果汁と茶系飲料を合わせ150万トンとする計画だ。

 新華社によると、同工場は康師傅傘下の武漢頂津食品の投資により建設される。康師傅は中堅都市や農村部の収入・消費の拡大に伴うインスタント食品や飲料市場の発展を商機ととらえ、これら製品の生産拡充を図る方針だ。

 康師傅は1992年に天津で即席めんの生産を開始。現在は40都市以上の生産基地で即席めん、飲料、菓子を生産する。今年の上半期売上高は3億2,000万米ドルで前年比29.65%成長、粗利益率は原料価格の上昇で5.18ポイント下落し31.03%となっている。