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李登輝元総統、蔡英文主席の応援に立つ


ニュース 政治 作成日:2010年10月12日_記事番号:T00025825

李登輝元総統、蔡英文主席の応援に立つ

  
 直轄市長選挙で民進党候補の応援を行っている李登輝元総統は11日、新北市(現台北県)の同党候補、蔡英文氏(民進党主席)の選挙集会に参加し、「台北市と新北市は同じ党の候補者が当選してこそ補完効果が生まれる」と述べ、両市での民進党候補の勝利を訴えた。12日付中国時報などが報じた。
   
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李元総統は在任中に蔡英文氏を国家安全会議の委員に抜てきし、いわば「昔の上司」に当たる(11日=中央社)

 李元総統は蔡氏を「自我を超越して台湾の団結のために奮闘しており、指導者の特質を備えている」と称賛。また「民進党と台湾団結聯盟(台聯)が団結できたのは、彼女の人柄に負うところが大きい」と語り、陳水扁前総統の時代に悪化した両党の関係改善を評価した。

 台聯は李元総統を精神的指導者として2001年に結成された政党。この日の選挙集会は台聯の市議候補者らが登壇し、聴衆も台聯の支持者らが中心だった。蔡主席、および台北市の同党候補、蘇貞昌氏は、国民党支持者が多い選挙区のため、「国民党か民進党か」の対立軸を避け、穏健さをアピールして中間層の票を取り込む戦術を取っているが、独立色の強い李元総統、台聯が目立てば中間層が支持に二の足を踏むことも懸念されると一部のメディアは指摘している。