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台湾・インドネシア外交に前進、開発協力要請で閣僚級来台へ


ニュース 政治 作成日:2010年10月12日_記事番号:T00025827

台湾・インドネシア外交に前進、開発協力要請で閣僚級来台へ

 
 12日付経済日報が政府高官の話を基に報じたところによると、今月初旬、施顔祥経済部長が視察団を率いてインドネシアを訪問した際、ユドヨノ大統領から閣僚を通じて東インドネシア・モルッカ諸島に属するモロタイ島の開発について協力要請を受け、来月にも同国閣僚クラスの要人が台湾を訪問し、詳細について協議する予定となっているという。

 国交のないインドネシアとの関係はこれまで疎遠で、同国からの申し出による閣僚級の訪台は外交上の大きな前進だと経済日報は論じている。

 また政府高官によると、今回の訪問を受けて台湾側も今後、投資の是非を判断するため、現地に関係者を派遣して視察を行う予定で、来年初頭には具体案を明らかにしたい方針だという。

 なお、モロタイ島は面積が台湾の約15分の1で人口は約5万人。

 経済日報はインドネシアの今回の動きについて、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の好影響と指摘した。しかし中国政府は既にインドネシア側に対し、台湾との接近について「性急過ぎる」との考えを伝えたとされる。