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ノートPC用バッテリー電池芯、Q4は2割の供給不足


ニュース 電子 作成日:2007年9月11日_記事番号:T00002584

ノートPC用バッテリー電池芯、Q4は2割の供給不足

 
 ノート型パソコン用バッテリーの電池芯が供給不足に陥っている。これを受けてバッテリーモジュールのオファー価格がすでに5~8%上昇しているが、コストを反映して今後さらに値上がりしそうだ。第4四半期は電池芯の供給不足が約2割まで拡大し、特に低クラスの電池芯で深刻な不足が予想されている。

 台湾の2大ノート型パソコン用バッテリーモジュールメーカー、新普科技と順達科技(ダイナパック)は下半期のハイシーズンに確実に製品を供給できるよう第2四半期から準備をしてきたが、電池芯の供給不足は来年第1四半期まで続くと予想され、両社は戦々恐々といった状況だ。ただ証券会社の予測によると、オファー価格の上昇と出荷規模の拡大に伴い粗利益率も上昇しており、順達の第3四半期の粗利益率は10%以下と低調だった第1四半期から、12%以上に回復するとみられる。

 今年のバッテリーモジュール出荷量は新普が昨年比600万組増の2,200万組、順達は米デルなどからの新たな受注により1,100万組に上るとみられる。11日付工商時報が報じた。