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作成日：2010年10月12日_記事番号：T00025841
生達化学製薬、粉ミルクの「安琪児」を買収
生達化学製薬（スタンダード・ケム＆ファーム）は11日、乳幼児用粉ミルクのブランド「安琪児」「新安琪児」などを展開する端強実業の株式87％を取得したと発表した。買収額は１億900万台湾元（約２億8,800万円）。12日付経済日報が伝えた。
生達化学の陳威仁副総経理によると「安琪児」の台湾市場シェアは３％、薬局500店舗およびベビー用品専門店での販売網を構築しており、売上高は年間４億元、利益は約6,000万元。今後は東南アジアや中国、米国市場にも進出し、売上高を３年で３倍（12億元）にすることを目指す。
同社はまた、米サプリメント・ストア「ＧＮＣ」を台湾で展開する、傘下の三悦健康を通じ、薬局チェーンの龍星薬品を２億元で買収したとの観測が出ている。新たに「健康人生」というブランドでのドラッグストア展開を計画しているようだ。同社は観測について「ドラッグストア計画は確かにある」とのみコメントした。
陳副総経理は「今は小売の影響力が最強の時代であり、多角化で小売展開の充実を図っている」との経営方針を示した。
