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作成日:2010年10月12日_記事番号:T00025845
ウィストロンの11年ノート出荷、25%成長予測
12日付電子時報によると、ノートパソコンなど電子機器受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)は、来年のノートPC出荷が3,500万台に上り、市場平均を上回る今年比25%の成長率となると予測している。聯想集団(レノボ)、宏碁(エイサー)、デルなど顧客の市場シェア拡大に加え、ソニー、富士通など日本メーカーからの受注が見込めるもようだ。ただ、ウィストロン広報は、顧客からの受注に関してはコメントできないとしている。
また同社は、デスクトップPCとモニターの来年の出荷目標を1,000万台以上としているが、今年比では小幅成長の見込みだ。
ハンドヘルド機器出荷については、受託生産しているカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)のスマートフォン2機種を含め、今年通年で500万〜600万台と予想。来年は月100万台を目標とし、通年1,000万台以上を目指す構えとされる。
テレビ出荷は、日本メーカーの外部委託拡大を受け、来年は1,000万台に倍増する見通し。
このほか同社は、顧客の需要および中国商機を考慮して、四川省成都市に進出する方針を固めたようだ。ただ、投資額や工場の稼働時期など詳細はまだ発表されていない。