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基板メーカー、HDIの良品率アップに苦心


ニュース 電子 作成日:2010年10月12日_記事番号:T00025846

基板メーカー、HDIの良品率アップに苦心

 
 米アップルがスマートフォン「iPhone 4」にAny−Layer構造のHDI(高密度多層)基板を採用したことでHDI基板の需要が高まる中、台湾のプリント基板業界は、HDI基板の良品率が思うように向上せず、苦心している。12日付電子時報が伝えた。

 台湾では、▽欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)▽燿華電子(ユニテック・プリント・サーキット・ボード)▽華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)▽健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)、金像電子(ゴールド・サーキット・エレクトロニクス)▽南亜電路板(NPC)──などが相次いでHDI基板に参入している。

 しかし、HDI基板の製造工程は複雑なため、良品率は50~70%という低率にとどまっており、各社の収益を圧迫している。このため、各社は年内に良品率のボトルネック解消に全力を挙げる構えだ。

 ユニマイクロンは年内にHDI基板の生産能力を10%増やし、年末時点で世界最大の月産205万平方フィートを目指す。ユニテックは土城工場(台北県)にHDI基板生産用の電気めっきライン3本を増設する構えだ。