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中華映管・ハンスター、中小型パネルへの移行を加速


ニュース 電子 作成日:2010年10月12日_記事番号:T00025850

中華映管・ハンスター、中小型パネルへの移行を加速

 
 液晶パネル中堅メーカー、中華映管(CPT)と瀚宇彩晶(ハンスター)が、生産ラインの中小型パネルへの移行を加速しており、同型製品の出荷量が増加し続けている。中華映管が8月に中小型パネル3,714万枚を出荷して、奇美電子(チーメイ・イノルックス)を抜いて同型で初めてトップに立ったほか、ハンスターも9月は前月比17%増の3,323万枚で過去最高を記録、奇美電(3,769万枚)、中華映管(3,612万枚)との差を縮めている。なお第3四半期累計の出荷枚数も、中華映管が前期比20%増の1億200万枚、ハンスターは同53%増の8,305万枚の大幅成長となった。12日付電子時報が報じた。

 中華映管は保有する生産ライン(第4世代1基、4.5世代2基、6世代1基)のうち、4、4.5世代に加え6世代でも中小型パネルの生産にガラス基板を単月で約1万枚投入している。一方ハンスターのラインは5.3世代1基のみだが、ガラス基板投入枚数は単月11万〜12万枚に上り、今後ラインのすべてを中小型に充てるようになれば、生産量はさらに大きく増える見通しだ。

 また両社は、第3四半期にIT(情報技術)製品用パネルの需要が弱まったことから、ライン調整に拍車が掛かり、中小型製品の生産が増えた反面、大型パネル出荷量は月を追って減少しているという。