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作成日:2010年10月13日_記事番号:T00025852
5人娘の3人は別の男が親!衝撃の元夫に時効の壁

前の妻との間に7年間で5人の娘をもうけた台南市の予備校教師の39歳の男性が、DNA鑑定で3人が自分の子供ではないという衝撃の事実を知った。このため前の妻を詐欺罪などで訴えようとしたものの、既に時効を迎えてしまっていたことが分かり、結局何もできず頭を抱えるほかなかった。
2人が結婚したのは1998年で、前の妻が妊娠4カ月になったことが分かったためだった。その後、5人の娘をもうけたが、性格の不一致から4年前に離婚した。ただ、男性は娘たちに寂しい思いをさせないようにと、1〜2週間に1回、家族で住んでいた台南県柳営郷の住居に泊まり、その際は前の妻と別々の部屋で寝ていた。
しかし今年5月、前の妻がまた妊娠した。「もうしていないになぜだ?」と男性が問いただすと、前の妻は「あなたのよ」としらっと答えたため、大げんかになった。ひと悶着の後、冷静になった男性は「もしかして5人の娘もおれの子供ではないのではないか?」と考え、病院でDNA鑑定を受けることを決めた。
5人娘と一緒に行った鑑定は、「あなたの娘は次女と三女だけ。長女、四女、五女は別の男性が親だ」という衝撃的なものだった。男性は「よくも10年以上もだまし続けたな」と前の妻を痛罵したが、彼女は「5人は全部あなたの娘。何を言っているの」と全く取り合わない。
そこで男性は前の妻を結婚詐欺と姦通罪で訴えることにした。ところが、台南地検が捜査を行ってみたところ、結婚は12年前のことなので、詐欺罪は時効10年のため適用できず、また五女がもう5歳になっているため、時効1年の姦通罪もとっくに期限が切れていることが分かった。検察は不起訴を決め、男性は頭を抱えて歯ぎしりをするほかなかった。「なぜ結婚しているときに気が付かなかったのだろうか」と後悔しても、男とは得てしてそういうものだ。
なお、男性は自分の娘が次女と三女の2人だけと分かった3カ月ほど前、2人を連れて前の妻と別れた。長女以下3人を引き取った前の妻は依然、「子供たちは前の夫のだ」と話しているという。近所では「浮気しても何の報いも受けないのか」と彼女を責める声もあれば、「男性は実は遊び人だったので、妻は仕返しをしたのではないか」とかばう見方もある。