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デイリーマンション、台北・高雄で罰金処分


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年10月13日_記事番号:T00025859

デイリーマンション、台北・高雄で罰金処分

 
 台北市観光伝播局は12日、観光客らを対象に不動産物件の短期賃貸を行っていた台湾住宅管家物業管理企業社、哈台公司にそれぞれ20万台湾元(約53万円)、9万元の罰金処分と営業禁止処分を下した。13日付中国時報が伝えた。

 台北市によると、建設会社が売れ残り住宅物件を有効活用するため、日割りで住宅物件を賃貸するケースが大安区を中心に増えているという。賃貸料が1日2,000~3,000元とホテルに比べ割安感がある上、室内がきれいなことから、バックパッカー客や若い旅行者に人気がある。

 しかし、建物の管理が不十分で、消防設備の検査を受けていないケースもあり、火災など万一の事態を懸念する苦情が市民から相次いでいた。

 これらの物件は、広告上で「旅館」「日割り賃貸」などうたっているが、発展観光条例は、免許を受けずに旅館業に従事することは禁止している。このため、台北市は同条例に違反したとして、2社に対する処分に踏み切った。

 高雄市観光局も、こうした短期賃貸業者が法令に違反しているのは明らかだとして、関連業者48社に対する検査を行い、うち1社に罰金9万元の処分を下した。今後は旅館業免許を取得するよう行政指導を強化する。