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漢翔航空、三菱から50億元の追加受注


ニュース その他製造 作成日:2010年10月13日_記事番号:T00025864

漢翔航空、三菱から50億元の追加受注

 
 漢翔航空工業(AIDC)の邢有光董事長は12日、三菱航空機の小型ジェット旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)の前縁フラップ、方向舵(ラダー)など7種類のパーツの設計・製造について、既に受注が決まっている65機分に加え、60機分を追加受注する見込みだと明らかにした。決定すれば50億台湾元(約132億円)の増収につながるという。13日付経済日報が報じた。

 中華民国空軍の経国号戦闘機(IDF)を製造したことで知られる漢翔航空だが、長年赤字が続き、2007年にようやく黒字転換を果たした。邢董事長によると、同社はIDF製造以外はOEM(相手先ブランドによる生産)を主としてきたが、現在ODM(相手先ブランドによる設計・製造)への転換を進めており、今年の売上高は180億元、税引前利益は10億元を見込む。

 同社は、軽量で丈夫かつ環境にやさしい複合材料を大量に使用する三菱MRJのパーツ受注に合わせ、複合材料の生産基地となる台湾先進複合材料センター(TACC)を台中県に建設中で、11月中旬に完成、来年1月に生産開始予定となっている。