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義聯集団、「鉄鋼グループ世界3位目指す」


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年10月13日_記事番号:T00025866

義聯集団、「鉄鋼グループ世界3位目指す」

 
 民間の鉄鋼最大手、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)の林義守董事長は11日、蘋果日報とのインタビューで、「海外での新たな生産拠点稼動に伴い、グループの年間売上高を現在の約2,000億台湾元から5年後に5,000億元(約1兆3,300億円)へと拡大し、世界3位以内の鉄鋼グループへの成長を目指す」と抱負を語った。13日付同紙が報じた。

 林董事長によると、グループ傘下のステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)が中国・広東省広州市に冷延工場を新設するほか、既に基礎工事に入っているベトナムの新高炉も3年後に量産を開始する予定。このほか亜鉛めっき鋼最大手の燁輝企業も「欧州とアジアの交わる地域」に生産ラインを移転する計画だ。

 燁輝企業のライン移転に関して先ごろ、「不健全な産業環境への不満を理由に林董事長が台湾市場から撤退を表明した」と報じられたが、林董事長は「国際市場に近い場所に移転してコストを下げるため」と説明した。新工場設置地点については言葉を濁したが、「欧州、アジア、中東などへの出荷に便利な地点」としており、「既に現地に人員を派遣して調査中で、早ければ1年後にも完成する」と語った。