プリント基板（ＰＣＢ）メーカーの定穎電子（ダイナミック・エレクトロニクス）が、中国・福建省アモイ市での生産拠点設置を決めた。月産能力280万平方フィートの昆山工場（江蘇省）に続く中国第２の生産拠点で、華南地域の液晶パネル需要拡大に伴う商機を狙う。13日付経済日報が伝えた。
定穎電子の主力製品は、ＴＦＴ（薄膜トランジスタ）液晶パネル用およびノートパソコン用ＰＣＢ。アモイ工場は、第１期が来年第３四半期に完成、初期の月産能力は60万平方フィート、第４四半期には150万平方フィートまで引き上げる計画だ。工場の中長期運営資金は4,600万米ドルで、シンジケートローン（協調融資）で調達する計画だ。
同社の９月連結売上高は、前月比4.59％減の10億2,500万台湾元（約25億円）、第１〜３四半期の連結売上高は前年同期比20.76％増の98億5,300万元だった。
