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有名ケーキ店「自由之丘」、突然の倒産


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年10月14日_記事番号:T00025889

有名ケーキ店「自由之丘」、突然の倒産

 
 台湾北部の百貨店などに6店舗を構え、インターネット販売も展開していた有名ケーキ店「自由之丘」が先週、突然営業を停止して倒産した。経営者の汪世昌氏は行方をくらましており、各店舗も連絡が取れない状態となっている。14日付聯合報が報じた。

 「自由之丘」の従業員によると、10日の時点では汪氏から会社へ電話があり、店舗の営業もネット販売も通常通り行われていたが、ヤミ金融業者などから取り立てを受けて初めて倒産を知ったという。2〜3カ月給与を受け取っていない従業員も多いようだ。

 同社は2000年に台北県三重市で設立され、4年前に日本のパティシエの技術導入をうたう「自由之丘」ブランドを立ち上げた。インターネットでの低価格販売が人気を呼び、わずか数年で大手百貨店に店舗を構える高級ケーキ店に成長した。突然の倒産に業者の多くは「そんな兆候はなかっ
た」と首をかしげている。

 遠東百貨は、同百貨店内の店舗でケーキを予約して代金を支払った消費者に対し、レシートを持参すれば返金すると表明、新光三越百貨も同様の措置を取る構えだ。