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アパレル各社、綿花相場上昇もQ4は楽観【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年10月14日_記事番号:T00025895

アパレル各社、綿花相場上昇もQ4は楽観【表】

 
 アパレルメーカーの聚陽実業(マカロット・インダストリアル)、台南企業、年興紡織は、綿花の国際スポット価格が1ポンド当たり110米セントと過去15年の最高水準まで上昇しているものの、第4四半期業績への打撃は大きくないとの見方だ。秋冬物を既に出荷しているほか、原料コスト上昇分は今後、川下に転嫁できる見通しとなっているためだ。14日付蘋果日報が報じた。
 
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 台南企業は、第4四半期も受注見通しが立っており、現在は欧米のクリスマスシーズン向けで忙しく、前期並みの売上高になるとの予測を示した。年興紡織は、第3四半期の売上高には届かないが、第4四半期も期待できるの見方だ。同社は低価格の綿花の在庫が6カ月分あり、今後川下へのオファー価格が引き上げられれば、差益も見込めそうだ。

 中華民国紡織業拓展会(紡拓会)の葉義雄・執行副董事長も、アパレルメーカーのオファー価格は3カ月前に引き上げられており、綿花相場上昇の影響は使用量が多いジーンズやポロシャツなどに限られると指摘した。