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パナソニック台湾、今年の売上高300億元突破へ


ニュース 家電 作成日:2010年10月14日_記事番号:T00025900

パナソニック台湾、今年の売上高300億元突破へ

 
 台湾松下電器(パナソニック台湾)の陳世昌常務董事は13日、今年の売上高は前年比で約10%成長し、300億台湾元(約794億円)を突破するとの見通しを示した。14日付経済日報が伝えた。

 同社は13日、センサーにより使用状況に応じて消費電力を自動的に調節する「エコナビ」機能搭載の冷蔵庫と洗濯機、計8機種を発表した。これら新製品は、中和工場(台北県)で生産し、機能向上と省エネの強みを生かして今年の同社全体の販売の2割を占めさせたい考えだ。

 陳常務董事によると、パナソニックは台湾の冷蔵庫および洗濯機市場でシェア首位で、今年は2ポイントずつ伸ばしてそれぞれ27%、26%を目標としている。

 また、円高がパナソニック製品に与える影響について陳常務董事は、「まだ自社で吸収できる水準にあり、年内は円高による値上げは行わない」と述べた。なお比較的影響が大きい鋼板やプラスチック材料などの部品については、今後日本からではなく台湾やシンガポール、マレーシアからの調達に切り替える方針だ。