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フェムトセル、明泰科技も来年上半期に出荷へ【表】


ニュース 電子 作成日:2010年10月14日_記事番号:T00025903

フェムトセル、明泰科技も来年上半期に出荷へ【表】

 
 通信機器メーカー、明泰科技(アルファ・ネットワークス)は13日、フェムトセル(室内用小型基地局)の出荷を来年上半期に開始すると発表した。電波が届きにくいエリアをカバーするフェムトセルは、米アップルのスマートフォン「iPhone」やタブレット型パソコン「iPad」などの人気を受け、世界の通信キャリアが調達を積極化させている。同業の中磊電子(サーコム)、正文科技(ジェムテック・テクノロジー)は既に出荷を行っており、第4四半期には出荷規模が拡大する見通しだ。14日付経済日報が報じた。
  
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 明泰科技の第3世代(3G)移動通信用フェムトセルは、コストメリットを武器に日本や欧米市場を狙う予定だ。証券会社は、同社の来年の出荷台数を50万台とみている。

 フェムトセルを導入している通信キャリアは日本のソフトバンク、仏SFR、米AT&Tなど。台湾でも、中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)が年末から来年にかけて調達する計画だ。

 米市場調査会社、デローロの予測によると、フェムトセルの出荷は来年以降急速に増加し、2014年には世界全体で生産額が40億米ドル、出荷台数が6,200万台まで拡大する見通しだ。