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TSMCの11年度R&D予算、過去最高の10億ドルに


ニュース 電子 作成日:2010年10月14日_記事番号:T00025907

TSMCの11年度R&D予算、過去最高の10億ドルに

 
 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は13日、今後の成長を見据えた付加価値創出のため、来年は研究開発(R&D)に過去最高となる10億米ドルを投入する方針を示した。14日付経済日報が伝えた。

 張董事長は「TSMCの技術力の源となる研究開発費は、一昨年の5億米ドルから今年は8億米ドルに、来年は10億米ドルへと年々増加させている」と説明。なお、来年のR&D予算10億米ドルは、張董事長の母校でもあり、ノーベル賞受賞者を多数輩出する名門、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の年間予算7億米ドルを上回る規模だという。

 張董事長はさらに、「技術と設備への投資による付加価値の向上は既に一定の成果を上げており、今年は売上高、利益ともに過去最高となる」との見方を示し、今後もその更新を続けたいと語った。

 市場では今年の同社売上高は4,410億台湾元(約1兆1,700億円)、利益は1,500億元と予測されている。