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基隆港など4港、12年に企業化へ


ニュース 運輸 作成日:2010年10月15日_記事番号:T00025915

基隆港など4港、12年に企業化へ

 
 交通部は、基隆、台中、高雄、花蓮──の4港をまとめ「台湾港務公司」として企業化、4港湾の機能的な運営により国際的競争力を高める方針だ。15日付工商時報が伝えた。

 同案は政府組織の改編に合わせて、港湾管理の一元化を進める計画の一環。14日に提出された関連条例の草案によると、今後設立される「交通建設部」傘下の航空・港湾行政担当組織「航港局」の下に、4港の港務局を一企業として統合して各港を経営を担う。

 交通部は「現在は各港が競争することで、台湾の港湾全体の競争力が削がれている」として、この課題の改善が取り組む意向だ。新会社は内外での関連事業への投資も事業範囲に含めるなど、より弾力性を持った組織とする方針。

 なお、中国では深圳が塩田、蛇口、赤湾の各港の取扱量を合算して世界4位の貨物港となっており、上海も外高橋、羊山、寧波、船山の各港を合算している。台湾もこれにならい企業化後は4港を合算して貨物取扱量を計上することも検討しているが、国際的に認められるか分からないなど賛否両論がある。