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中油第3・第5ナフサ移転計画、インドネシアを検討=施経済部長【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月15日_記事番号:T00025928

中油第3・第5ナフサ移転計画、インドネシアを検討=施経済部長【表】

 
 施顔祥経済部長は14日、台湾中油が第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、三軽)および第5ナフサプラント(高雄市楠梓区、通称五軽)をプラント輸出方式でインドネシアへ移設することを検討していると認めた。15日付経済日報が報じた。

 施経済部長は、第3・第5ナフサの設備は一部でわずか25年しか使用されておらず、海外移転後の継続使用が可能と指摘し、インドネシア政府と中油はこれまで何度も接触していると明かした。ただ投資規模がかなり大きく、慎重な検討が必要だと強調した。

 中油のインドネシア移転計画によると、投資額は28億5,000万米ドルでインドネシア政府が40%、中油が40%、中油関連業者が20%の出資を予定。生産項目は、年産23万トンのエチレン、同15万トンのプロピレン、中間製品の▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)▽エチレングリコール(EG)▽ブタジエンゴム(BR)▽スチレンモノマー(SM)▽高純度テレフタル酸(PTA)──など。中油の見積もりでは、一般に製油所の新設は60億米ドルかかるが、第3ナフサの海外移転でコストが30〜40%削減できるという。
 
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