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転職希望による失業者、過去最多の15.3万人【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025944

転職希望による失業者、過去最多の15.3万人【図】

 
 行政院主計処の最新統計によると、転職を希望して離職し、失業者となった人が、8月は過去最多の15万3,000人となり、また過去最長となる7カ月連続の増加を記録した。政府関係者によると、例年であれば下半期は、次の春節ボーナス(年終奨金)支給に向けて転職を理由とする失業者は減る傾向にあるが、今年は異例の状況だという。大手求人情報サイト、1111人力銀行は「今年は転職先が見つかりやすくなっているため、現在の職場に見切りを付ける人が多い」と指摘した。18日付聯合報が伝えた。
 
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 転職希望による失業者数は、前職の辞職理由が「仕事への不満」で、かつ次の就職先が決まっているかどうかを問わず、調査時点で職に就いておらず、収入のない人を計上したもの。

 台湾大学国家発展研究所の辛炳隆教授は、「求人が多く、家計を背負わなくてもよい若年層の転職が増えているのは間違いない」とした一方で、「政府が創出した就業機会のうち、短期のものが相次いで契約満了を迎えているが、見えを張って辞職理由を『仕事への不満』とする人もいる」と指摘した。