ニュース 金融 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025947
台湾中小企業銀行(台湾企銀)は15日の董事会で、中国の地方銀行(城市銀行)である北京銀行(北京市)との提携覚書(MOU)締結を決議した。羅沢成・台湾企銀董事長は、行政院金融監督管理委員会(金管会)に同案に関する審査を申請し、15日以内に金管会から異議が出なければ、11月中旬にもMOUが締結できるとの見通しを示した。16日付経済日報が伝えた。
台湾企銀はまた、このほど中国銀行業監督管理委員会(銀監会)から上海事務所の開設認可を受けており、年内にも開設、1年後の支店昇格を目指す。
今後北京銀行との提携を通じ、人材交流や金融法規の学習、市場調査などを進め、1年後には中国に進出する台湾系企業向けに人民元建て融資を共同で実施したい考えだ。
羅董事長は、台湾系銀行の中国進出には、人民元不足の問題が伴うため、現地の銀行といかに手を組むかが重要だと語った。
さらに羅董事長は、比較的リスクの高い融資業務だけでなく、中国の中産階級の拡大に伴う資産運用サービスの導入で、将来的にはより安定した手数料収入が見込めるとの認識を示した。
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