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年次保守の中油PXプラント、再稼動を2週先送り


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025954

年次保守の中油PXプラント、再稼動を2週先送り

 
 台湾中油はこのほど、高雄県林園のパラキシレン(PX)プラント3基のうち1基(年産約25万トン)で年次保守点検を行っており、当初は今月13~14日としていた再稼動を、25日ごろへと約2週間先送りした。これを受け、同社からPXの供給を受ける、高純度テレフタル酸(PTA)大手の中美和石油化学(CAPCO、台湾中油と英石油大手BPの合弁)や、遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の亜東石化、東展興業がスポット市場での原料調達に動き、PX相場が上昇すると予想されている。16日付経済日報が伝えた。

 台湾中油によると、配管・配線の保守工事が予定より遅れているため、安全を考慮した上で停止期間の延長を決めた。

 業界関係者によると、現在PTAの利益状況は良好で、スポット市場で不足分のPXを調達しても十分に利益が見込めるという。