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台塩実業、ブルーレイプレーヤー向け放熱板開発


ニュース 電子 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025960

台塩実業、ブルーレイプレーヤー向け放熱板開発

 
 製塩大手の台塩実業は15日、熱伝導率が高い窒化アルミニウム・セラミック放熱板を開発することに成功したと発表した。今回開発した放熱板は、福彦電子(フォーワールド・エレクトロニクス、台中市)が生産するブルーレイディスク・プレーヤーに使用される。16日付経済日報が伝えた。

 両社は覚書を交わし、フォーワールドは自社のブルーレイディスク・プレーヤーに台塩の製品を全面的に採用するほか、台塩の窒化アルミニウム製品の総代理店を務める。台塩の洪璽曜董事長は「窒化アルミニウム放熱板の量産は、台湾の光電産業の発展に寄与する」と述べた。

 フォーワールドは、ブルーレイディスク・プレーヤーを来年から量産する予定で、現在のところ受注台数は50万台を見込む。現在、窒化アルミニウム放熱板は大半を輸入に依存しており、単価は28台湾元(約74円)以上だが、台塩の製品は26元と割安で、競争力があるという。

 台塩はもともと生産していた窒化アルミニウムに高い熱伝導性があることに着目し、放熱板を開発した。同放熱板はこのほか、発光ダイオード(LED)照明、LEDをバックライトに採用した液晶テレビなどへも応用が見込める。