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iPad、クアンタに受注チャンスか


ニュース 電子 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025963

iPad、クアンタに受注チャンスか

 
 16日付蘋果日報がJPモルガン・チェースの郭彦麟アナリストの話として報じたところによると、米アップルが販売量の多い製品について、単一のメーカーのみには発注せず、すべて第2の生産委託先を選定する生産委託戦略の見直しを行う。これにより、現在鴻海科技集団(フォックスコン)が単独受注しているタブレット型パソコン「iPad」は、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と和碩聯合科技(ペガトロン)に受注チャンスが生まれるが、ペガトロンはCDMA版「iPhone」に生産の重点を置いているため、クアンタが受注する可能性がより高いもようだ。

 アップルは、鴻海の中国拠点での労使問題や、顧客メーカーに受注価格の引き上げを求めるとの情報から、鴻海に過度に発注を集中させるリスクに気付いたという。

 クアンタが第2世代iPadを受注すれば来年下半期より出荷可能で、郭アナリストは来年の利益への貢献度は6%、再来年は10%に拡大するとみている。

 なお、郭アナリストによると、クアンタはアップルが今月20日に発表する「Macbook Air」の新機種を単独受注するもようだ。「Macbook Air」は出荷量は多くないという。「Macbook Pro」と合わせて、アップルからの受注がクアンタの売上高に占める割合は、現在の25%から33%に上昇する見通しだ。