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日系テレビブランド、台湾からLED調達へ


ニュース 電子 作成日:2010年10月18日_記事番号:T00025966

日系テレビブランド、台湾からLED調達へ

 
 世界のテレビ市場で、発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した製品の浸透率が2010年は20%、来年は50%を超える見通しとなる中、これまで国内でLEDを調達してきたソニーをはじめとする日本ブランドは、既に今年上半期より台湾からのLED調達を試験的に開始しており、年末にも少量調達、来年上半期には大量調達に踏み切る見込みだ。18日付電子時報が報じた。

 早くから日本市場に参入している光宝科技(ライトン・テクノロジー)、晶元光電(エピスター)や、既に日本顧客にテレビ用バックライト向けの供給を行っている新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス)、パッケージング(封止)の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)、東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)が恩恵を受けるとみられる。

 LED業界関係者によると、台湾からのLED調達を背景に順調にLEDテレビの生産能力を拡大してきた韓国大手ブランドからの受注は、第3四半期から在庫水準の上昇を受けて弱まっているが、日本の大手ブランドがコスト抑制や安定供給の確保に向け、台湾からの調達を検討しているという。中でもソニーが最も積極的な姿勢を示しているようだ。