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株価操作事件、中信金元副董事長に懲役9年


ニュース 社会 作成日:2010年10月19日_記事番号:T00025970

株価操作事件、中信金元副董事長に懲役9年

 
 陳水扁政権下での第2次金融改革をめぐり、中国信託金融控股(中信金)が出資先の兆豊金融控股の株価を不正に操作した事件で、台北地方法院は18日、被告の辜仲諒・元中国信託金融控股副董事長に証券取引法違反などの罪で懲役9年の判決を言い渡した。本人は出廷せず、被告側弁護団は控訴する意向を示した。19日付自由時報が伝えた。

 辜被告らは2004年、中信金子会社の「紅火」を通じ、間接的に兆豊金の株価を不正操作し、3,047万米ドルの不正利得を得たとされる。辜被告は指名手配後に海外に逃亡したが、08年11月に台湾に戻り、1億元で保釈され、昨年12月に起訴された。

 台北地方法院は辜被告に対し、証券取引法違反で懲役7年6月、銀行法上の背任罪で懲役4年の有罪判決を下した上で、量刑合算の結果、懲役9年とした。

 共犯の張明田財務長ら中信金幹部は既に08年10月に一審で有罪判決を受け、上訴している。