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小売業の盗難被害、台湾は世界で最も安全【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年10月19日_記事番号:T00025979

小売業の盗難被害、台湾は世界で最も安全【表】

 
 英調査機関、センター・フォー・リテイル・リサーチ社は、小売業で万引きを含む犯罪やサプライヤーの不正行為などにより発生する損失に関する調査「グローバル・リテイル・セフト・バロメーター」の最新結果を発表した。同調査によると、台湾は上記のような理由で発生する損失額の、売上高に占める割合(ロス率)が0.87%と世界で最も低いことが分かった。19日付蘋果日報が伝えた。
 
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 同調査は世界42カ国・地域の大規模小売業者4,900社、23万店舗を対象に行われた。台湾では24社の5,970店舗が対象となった。

 台湾は世界で最もロス率が低く、これに香港0.91%、オーストリア0.97%、スイスと日本の1%が続いた。

 台湾でのロス率が低かったことについて、センター社の陳佩珊アジア太平洋地域市務総監は、「台湾は防犯システムが普及し、管理が行き届いている。また台湾人は他国人に比べ誠実なためだ」と指摘した。

 また銘伝大学安全管理学系主任の張平吾教授は「台湾人の所得と倫理観が向上しているほか、社会の監視による抑制力も高い」と分析した。

 なお台湾小売業界で、ロス率が高かった商品は、「盗みやすく転売しやすい」、粉ミルクや洋酒・ワイン、ファッション関連商品や化粧品などだった。