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火災で停止の台塑化プラント、前工程を試験稼働


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月19日_記事番号:T00025987

火災で停止の台塑化プラント、前工程を試験稼働

 
 7月7日に発生した火災で稼働を停止していた、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)第1オレフィンプラント(OL1)は、15日に前工程の試験稼働を実施し、7時間後には合格基準をクリアする品質のエチレンが生産された。エチレン年産量が70万トンに上る同プラントの再稼働を受け、北東アジアスポット相場は一時1トン当たり1,030米ドルまで下落した。19日付経済日報が報じた。

 これについて行政院労工委員会・中区労働検査所(労検所)は「再稼働の許可は出しておらず、規定違反があれば刑事責任を問う」とコメントしたが、台プラグループの主管は、当局に停止命令を受けていない前工程を先行して稼働したと説明。また、停止命令を受けた後工程部分も修復が終わり、安全上の懸念はないと判断しているが、労検所の許可が出た後、稼働を再開するとしている。

 一方、7月25日に火災が発生した第2製油工場については、一部設備の取り替えが必要で、再稼働は1年後の見通しだという。