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作成日：2010年10月19日_記事番号：T00025991
富士康のベトナム新工場、着工先送りか
19日付電子時報が外電の報道を基に報じたところによると、鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富士康国際（ＦＨＩ）が、ベトナム北部のビンフック省に２億米ドルを投じて新設を計画している年産8,000万〜9,000万台規模の携帯電話工場は、今年下半期の着工予定が来年上半期に延期されたようだ。これについて富士康の童文欣広報担当は、「工場設置計画に確定したタイムテーブルはない」とコメントした。
童広報担当は、ベトナムに既に新会社を設立したが、工場設置は同グループのベトナム展開がある程度進んでから可能になると語った。同社は現在、中国山西省太原工場の整理に取り掛かっており、今後の携帯電話生産の中心は、河北省廊坊、天津市、北京市、インドなどになる見通しだ。
富士康のほか、ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）についても以前、ベトナムでの生産ライン設置構想が報じられたが、依然進展を見せていない。
